
はじめに...

2019年も終盤に差し掛かり、2020年春の新しいナイキランニングシューズ展開前に今期販売のナイキランニングシューズを機能別にまとめ、ランキング形式で紹介したいと思います。
「クッション性、反発性、軽量性、耐久性」の4つの重要な機能にフォーカスしてます。
また、上記機能に影響するミッドソールの素材も合わせて分かりやすく機能別で分けれればと思いますので、一緒に今季のナイキランニングシューズを振り返れれば幸いです。
また、2020年も継続して販売するシューズもあると思うので、購入の参考にして頂けると嬉しいです!
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・ナイキランニングシューズ一覧
・サイズについて
・シューズの長持ち方法
・NIKE.comの返品方法
素材別特性のまとめ

■ズームX
抜群の軽量性と反発性が特徴のナイキ最強のスピードUP素材。厚く配置することでクッション性も高水準で提供することが可能。寿命が160〜400km程なのがネック。
■リアクト
ナイキが唯一自社開発した万能素材。クッション性、反発性、軽量性、耐久性と今まで同時提供が難しいとされていた4つの機能全てを高水準で提供してくれる。
■ファイロン
軽量で反発性があり適度に柔らかい素材。主にバスケットボールシューズに用いられ、大柄な選手のパワーにも耐えうる耐久性も兼ね備えている。
■クシュロン
クッションが語源の柔らかい素材。初心者向けや練習用として推奨されているシューズに採用されることが多い。クシュロンSTと呼ばれる軽量バージョンも存在している
■ルナロン
外側にファイロン、内側にクシュロンを採用したハイブリッド素材。柔らかさと反発性を適度に両立させている。ただ、組み合わせた分、耐久性が劣ってしまった。
■ジョイライド
非常に柔らかいビーズをパックに内蔵したナイキ最新のテクノロジー。ナイキ史上最高のクッション性を提供。反発力が弱いため10キロ以上のランには不向き。上級者はリカバリーランに初心者は軽いジョグ、ウォーキングに用いるのがオススメ。
簡単に言うと繊維を張り巡らせたパック。着地の際に沈み込み反発することで、前への推進力を提供してくれる。シューズ毎に配置されている位置が異なるため、自身の走法に合わせた選択が必要。
■カーボンプレート
NEXT %、ズームフライシリーズに使用されている。スプーン状のプレートが坂道を下っているかのような走り心地を提供。メーカーは走法の推奨はないと言っているが、形状を加味するとフォアフット走法に優位に働くパーツと言える。
シューズ別クッション性、反発性、軽量性、耐久性ランキング

1、ジョイライド ラン フライニット

・クッション性1位、反発性12位、軽量性12位、耐久性11位
ナイキ史上最もクッション性の高い構造のジョイライドと呼ばれるビーズポッドを4つ搭載している。
柔らかい=反発性があまり感じられないシューズではあるので、スピードを生かした走りをする、したいのであれば物足りなさを感じる可能性あり。
重量はメンズ28cmで約335gと今回ピックアップしたシューズの中で最も重量があります。
耐久性はテストした距離が600kmと少なめなので低い順位となっています。
用途は、フルマラソンでの使用はメーカーが推奨していない(長くても10kmほど)ので、初心者のウォーキング、ジョギング、上級者のリカバリーラン使用することをオススメします。
名前の通りランニングにネガティブな人もエンジョイできるをテーマに作成されたランニングシューズなので、走った時の感覚は想像を絶する気持ち良さです。
ランニングが苦ではなくなる、今までにない履き心地を是非体験してみて下さい。
2、リアクトシリーズ

・クッション性2位、反発性10位、軽量性6、8位、耐久性1位
エピックリアクト、オデッセイリアクトなど商品名にリアクトと付くシューズにリアクト素材は搭載されています。
特徴としては、今まで共存が不可と言われていた”クッション性、反発性、軽量性、耐久性”全てを高水準で搭載していること。
良い意味でも悪い意味でも中途半端と言われがちですが、ナイキランニングシューズで迷ったらリアクトを選択すれば失敗はない万能性は魅力的です。
ズームエアやプレートが未搭載となっていることから、反発性ランキングは低め。
重量も厚手で密度が濃いことからメンズ28cmで約239g(オデッセイ)、メンズ28cmで約265gとやや重ためになっています。
ただ、重たい=サポート性が高いと言えるので、耐久性は約1,000kmを超えても使用できるほど。
クッション性は言わずもがなのジョイライドと同等レベル。
用途も普段履きからフルマラソンまで使用が可能なので、汎用性抜群です。
快適で軽快な走りを感じたい人にオススメのランニングシューズとなっています。
3、ナイキ エア ズーム ボメロ 14

・クッション性3位、反発性4位、軽量性11位、耐久性2位
リアクト素材でズームエアを挟んだミッドソールは唯一無二です。
ナイキのランニングシューズの中で、この組み合わせはボメロ 14だけ。
搭載されているリアクト素材は厚手で、ズームエアも足全体に配置していることが特徴的です。
上記構造が影響して重量はメンズ28cmで約300gと重ため。
反発重視の構造ではあるが、厚手のリアクト素材が影響してクッション性が抜群。
元々反発性の高いリアクトと反発性がメインのズームエアが影響して反発性も抜群です。
耐久性もリアクトを贅沢に使用していることから2位の位置につけている優秀さ。
ボメロ 14は、高級なペガサス 36と言えばイメージしやすいかもしれません。
初心者であれば長い距離を快適に走りたい方、上級者であれば長距離の練習用(スピード問わず)とランレベルに関わらず使用することが可能。
4、ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22

・クッション性4位、反発性11位、軽量性12位、耐久性7位
現在唯一”ダイナミックサポートテクノロジー”が搭載されているランニングシューズです。
ダイナミックサポートとは、内側を硬く、外側を柔らかい素材にすることで、オーバープロネーションを防いでくれるテクノロジー。
ランニング時に膝が痛くなる、内側のアウトソールだけが削れてしまう走法の安定しないランナーの救世主的なランニングシューズとなっています。
クッション性と反発性のバランスが絶妙なので、初心者のフルマラソンシューズとして活躍中。
ちなみに、ズームエアは前足にのみ搭載されています。
ランキングだけ見ると他のシューズに見劣りしますが、オーバープロネーションに対応していることはかなりの強みとなっておりますので、お忘れなく。
5、ナイキ エア ズーム ペガサス 36

・クッション性5位、反発性5位、軽量性10位、耐久性8位
クシュロンSTと呼ばれる軽量でクッション性のある素材とズームエアを組み合わせたミッドソールが特徴的なランニングシューズです。
ズームエアは、フォアフット、ミッドフット、ヒールストライク全ての走法に対応すべく足全体のフルレングス仕様。
36というバージョン数が物語る万能っぷりはこの構造からも現れています。
オススメ用途は、初心者のレース用、中級者の練習用のシューズ。
この位置付けから見てもサポート性の高い構造となっていることが分かります。
36という長い間君臨している汎用性と人気を誇っているランニングシューズなので、全体的にバランスのとれたシューズとなっています。
重量は、メンズ28cmで約281gとやや重ため。
6、ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2

・クッション性6位、反発性3位、軽量性3位、耐久性4位
全ての機能において高順位となっているペガサスターボ 2。
。
足裏に当たる部分の素材がズームX、地面に当たる部分の素材がリアクトとなっています。
ヒール下部にズームXの文字が刻まれていることから「逆じゃないの?」と感じるかもしれませんが、デザイン性を重視してこのようになったとのこと。
地面に当たる部分をズームXにしてしまうと、耐久性が著しく低下してしまうため、デザインとは異なる構造となっています。
この構造が影響して800〜1,000kmほど使用することが可能です。
クッション性と反発性は使用している素材を見る限り疑い用がありません。
納得の順位だと思います。
また、薄手のトランスルーセント素材のアッパーも影響してか重量もメンズ28cmで230gと軽量。
用途としては、上級者のスピードトレーニングとなっているため、レース本番に使用する人は少ない印象です。
サイズ感は、ストレスフリーのゆったりした印象なので、記録を狙う本番には向かないのかもしれません。
7、ナイキ ズーム ライバル フライ

・クッション性7位、反発性9位、軽量性3位、耐久性9位
日本の駅伝選手、部活生を中心に毎日ランニングに取り組む方へ向けて展開されたちシューズです。
日本人の足型を元に作られているので、他のランニングシューズと比べると前足が広めになっています。
毎日の練習に体が耐えられるよう柔らかいクシュロン素材をミッドソールに配置しています。
ズームエアは前足に搭載されていて、スピードを生かしたフォアフット寄りの走りに適した構造です。
上記構造からも、駅伝やスピードトレーニングに適したランニングシューズであることが分かると思います。
耐久性はクシュロン素材が影響して低めの位置にいますが、衝撃をダイレクトに受けるアウトソールは耐摩耗ラバーと丈夫な作りとなっていることは忘れずに。
重量は、メンズ28cmで約230gと軽量です。
8、ナイキ ズーム グラビティ

・クッション性8位、反発性6位、軽量性7位、耐久性5位
短い距離のスピードトレーニング、10キロまでのジョギング、毎日ランニングを行う部活生までランレベル問わず様々な場面で活躍するのが、ズーム グラビティです。
足に当たる内側を柔らかく、地面に当たる部分を硬く部位ごとに変化させたファイロンをミッドソールに採用しています。
ファイロンは反発性のあるやや硬めの素材ではありますが、厚手に配置されているためクッション性も高く、前足のズームエアと相待ってクッション性と反発性のバランスが絶妙なランニングシューズです。
メンズ28cmで約250gと少し重ためですが、その分耐久性が高く、毎日使用した場合でも長い間愛用できます。
芝や土、砂など、路面に関わらずグリップ力を発揮できることも、ズーム グラビティの特徴だと思います。
9、ナイキ ズーム フライ 3
吸水性が少ないということは、雨の日のランニングめシューズの重量が変わらず快適に走ることが可能です。
ミッドソールは前作同様のリアクト素材にフルレングスの純カーボンプレートを挟んだ形状を採用。
ミッドソールは変わらず、ズームXとフルレングスの純カーボンプレートを採用。
ズームXの容量を増やしたことで寿命が約160kmから約400kmにUPし、クッション性も向上しています。
アッパーを軽量なヴェイパーウィーブにしたことで、ズームXの容量を増やしたにも関わらず重量は前作同様のメンズ28cmで約195gと最軽量となっています。
大迫傑選手やキプチョゲ選手などプロアスリートも愛用している点も一般ユーザーとしては嬉しいポイントとなっています。
11、ナイキ エア ズーム エリート 10

・クッション性11位、反発性8位、軽量性5位、耐久性10位
ナイキ好きからすると今は昔感はあるかもしれませんが、今でも根強いファンがいる薄底モデルの定番でもあるエリート 10。
前足に搭載されているズームエアとクシュロンSTの柔らかく軽量なミッドソールが特徴的です。
薄底タイプのランニングシューズなので、自身の足の力を十分に発揮することで記録に直結する一足となっている。
重量はメンズ28cmで約233gと軽量な部類に入ります。
クシュロンとズームエアの組み合わせと薄底であることが影響して耐久性は低め。
480〜800kmほどの寿命ではあるので、大切に使用すれば従来のランニングシューズ同様の寿命を全うできると思います。
12、ナイキ エア ズーム ストリーク 7

・クッション性12位、反発性7位、軽量性2位、耐久性10位
これまた、今は昔の薄底ナイキランニングシューズ。
エリート 10との違いは、軽量で反発力のあるファイロン素材のミッドソールとヒールに搭載されているズームエア。
ズームエアの配置からして、ヒールストライク走法のランナーに重宝される構造となっている。
薄底なので、自身の足の力で前へ前へ進む、進みたいランナーにオススメ。
重量はメンズ28cmで約209gとナイキで2番目を誇る軽さとなっています。
さいごに...

一年の総集編との思いで長々と書き綴ってしまいましたが、今後出る新商品との比較やこれからナイキのランニングシューズを買おうと考えている方の参考になれば嬉しいです。
ちなみに、ランキングに関しては個人的主観も含まれておりますので、優しい気持ちでご覧頂けると嬉しいです。
また、簡潔にまとめているので、シューズの全ての機能がこのページで分かる訳ではありません。
詳細は、商品名のリンクをクリックすることで、詳細が書かれているページへ飛ぶことができるので、気になるシューズがあればクリックして確認していただけると幸いです。
2019年も残すところ1ヶ月弱となりました。
この時期は、パフォーマンスシューズの新商品販売は珍しく、今後こういったまとめ記事を書いていければと思っています。
「こんなまとめ記事を書いて欲しい」
「この商品をレビューして欲しい」
など、ご意見があればコメント、またはメッセージにてお寄せ下さい。
もちろん、Twitterへのコメントでも構いません。
皆様あってのブログなので、何かあればお気軽にお声がけ下さい!!
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ミッドソールは前作同様のリアクト素材にフルレングスの純カーボンプレートを挟んだ形状を採用。
リアクト部分を増量しているため、重量は増してしまいましたが、クッション性が向上し、後半の記録アップが期待できます。
重量はメンズ28cmで約275gと重め。
その分耐久性が増しているので、その辺をどう捉えるかが重要だと感じます。
アウトソールの形状を一新し、濡れた路面でグリップ力を向上させています。
ズーム フライ 3と同様、フライニットアッパーを吸水性の少ないヴェイパーウィーブ素材に変更し、水への耐性と軽量化を図っています。
ミッドソールは変わらず、ズームXとフルレングスの純カーボンプレートを採用。
ズームXの容量を増やしたことで寿命が約160kmから約400kmにUPし、クッション性も向上しています。
アッパーを軽量なヴェイパーウィーブにしたことで、ズームXの容量を増やしたにも関わらず重量は前作同様のメンズ28cmで約195gと最軽量となっています。
大迫傑選手やキプチョゲ選手などプロアスリートも愛用している点も一般ユーザーとしては嬉しいポイントとなっています。
11、ナイキ エア ズーム エリート 10

・クッション性11位、反発性8位、軽量性5位、耐久性10位
ナイキ好きからすると今は昔感はあるかもしれませんが、今でも根強いファンがいる薄底モデルの定番でもあるエリート 10。
前足に搭載されているズームエアとクシュロンSTの柔らかく軽量なミッドソールが特徴的です。
薄底タイプのランニングシューズなので、自身の足の力を十分に発揮することで記録に直結する一足となっている。
重量はメンズ28cmで約233gと軽量な部類に入ります。
クシュロンとズームエアの組み合わせと薄底であることが影響して耐久性は低め。
480〜800kmほどの寿命ではあるので、大切に使用すれば従来のランニングシューズ同様の寿命を全うできると思います。
12、ナイキ エア ズーム ストリーク 7

・クッション性12位、反発性7位、軽量性2位、耐久性10位
これまた、今は昔の薄底ナイキランニングシューズ。
エリート 10との違いは、軽量で反発力のあるファイロン素材のミッドソールとヒールに搭載されているズームエア。
ズームエアの配置からして、ヒールストライク走法のランナーに重宝される構造となっている。
薄底なので、自身の足の力で前へ前へ進む、進みたいランナーにオススメ。
重量はメンズ28cmで約209gとナイキで2番目を誇る軽さとなっています。
さいごに...

一年の総集編との思いで長々と書き綴ってしまいましたが、今後出る新商品との比較やこれからナイキのランニングシューズを買おうと考えている方の参考になれば嬉しいです。
ちなみに、ランキングに関しては個人的主観も含まれておりますので、優しい気持ちでご覧頂けると嬉しいです。
また、簡潔にまとめているので、シューズの全ての機能がこのページで分かる訳ではありません。
詳細は、商品名のリンクをクリックすることで、詳細が書かれているページへ飛ぶことができるので、気になるシューズがあればクリックして確認していただけると幸いです。
2019年も残すところ1ヶ月弱となりました。
この時期は、パフォーマンスシューズの新商品販売は珍しく、今後こういったまとめ記事を書いていければと思っています。
「こんなまとめ記事を書いて欲しい」
「この商品をレビューして欲しい」
など、ご意見があればコメント、またはメッセージにてお寄せ下さい。
もちろん、Twitterへのコメントでも構いません。
皆様あってのブログなので、何かあればお気軽にお声がけ下さい!!
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