
はじめに...

ケビン・デュラントが実際に使用している今回で12足目のシグネチャーシューズのナイキ KD 12
ナイキ KD 12
合成繊維とQUAD AXIAL FLYWIREを張り巡らせた生地を重ねた足の動きに柔軟に対応するアッパー
アッパーにズームエアを直接縫い付けるストロベル製法を用いダイレクトに反発性を感じることができ、ファイロン素材に穴を開けた柔軟で軽量なミッドソール
安定性のためのTPUプレート、かかとにはもう一つのズームエア、適度に柔らかくグリップ力が抜群のアウトソール
...と書ききれないほどたくさんのギミックが詰まったケビン・デュラント最新のバスケットボールシューズとなっている。
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・シューズを長持ちさせるには?
・返品について
KD(ケビン・デュラント)について

身長:206cm
体重:107km
足のサイズ:39cm
ウイングスパン(手を広げたときの長さ):225cm
背番号:35
※35という背番号は、幼少期のコーチ”チャールズ・グレイグ”が亡くなった35歳を意味しているそうです。
ポジション:SF(スモール・フォワード)
※SFとは、内に切り込み、外からシュートし、リバウンドにも参加するオールラウンダーを指します。
全ての能力を兼ね備えているのが理想とされています。
ナイキ KD 12の詳細について

商品名:ナイキ KD 12
スタイル:AR4230(メンズ)、BQ7697(NIKE BY YOU)
※NIKE BY YOUは22.5〜36cmまで幅広いサイズ展開となっている(NIKE BY YOUは全てEPではないグローバルラストとなっている)
オススメポジション:SF(スモール・フォワード)
重量:メンズ27cmで約385g(前作より約45g軽量)
アウトソール:XDRではない柔らかいアウトソール(室内がオススメ)
※NIKE BY YOUではXDRアウトソールが選択できます
キーポイント

■QUAD AXIAL FLYWIREを張り巡らせたアッパー

合成繊維からなるメッシュ素材の下に、画像のようなQUAD AXIAL FLYWIREを四方八方に張り巡らせた2重構造のアッパーとなっています。
使用者の足の動きに合った柔軟な動きを可能し、自身のプレースタイルにシューズが合わせてくれます。
快適にプレイできることはもちろん、今まで以上のパフォーマンスを発揮することができます。
また、重量の割に耐久性が高いのは、このQUAD AXIAL FLYWIREが影響しているからです。
画像のように外からQUAD AXIAL FLYWIREが見えるというのもちょっとお洒落で安心感があるのかなと思います。
■フライニットで構成されたシュータン

熱、ズレやスレを感じやすいシュータン部分には、それを最小限にするためフライニットのシュータンを配置しています。
フライニットは編み込み方によって様々な効果を発揮します。
ナイキ KD 12
通気性は言わずもがなですが、足触りの良さはシュータンの中にフカフカのパッドを入れることで実現しています。
熱、ズレ、スレはパフォーマンスの低下に繋がります。
ゲームスピードが上がっている昨今、このような細かい部分にもケビン・デュラントはこだわる必要があると感じたのかもしれません。
■ストロベル製法を用いフルレングスのズームエアをアッパーに直接縫い付けました!

ストロベル製法とは、甲革と中敷きが縫い合わさった製法を指します。
通常ストロベル製法は、シューズの応答性、クッション性を軽減させてしまいます。
しかし、ナイキ KD 12は、画像のようにフルレングスのズームエアを縫い合わせることで、着用者の足の動きに合わせて対応可能なダイナミックな使用感を提供します。
要は、全てのプレイヤーが、違和感を感じることなくズームエアの反発性を感じ、高く、素早く前への推進力を感じながらプレイできるようにするための構造となっています。
また、全サイズ異なる容量のズームエアを配置し、サイズごとに使用者に適した動き、効果が現れるよう工夫されています。
■ファイロン素材に穴を開けた独特のミッドソール

ファイロン素材は反発性があり、適度に柔らかいバスケットボールシューズに多く用いられるミッドソール素材です。
そのファイロン素材に穴を開けることで、反発性をキープしつつ柔らかさ、柔軟性を向上させているとのこと。
つま先〜かかと(主に内側中心)に穴を開けることで、バスケットボールに適したケビン・デュラントが求める履き心地となっています
■かかと部分に小さなズームエアを配置

フルレングスのズームエアの他に、ミッドソールのファイロン素材の下に小さなズームエアがはめ込まれています。
反発性、クッション性とかかとに重心を置いた際に力を発揮してくれます。
最近は、前足ズームが主流ですが、ケビン・デュラントは自身のプレイスタイルを踏まえ、足全体とかかとにズームエアを配置することを選択したのだと思われます。
■足裏〜サイド部分に配置されているTPU

かかとからサイドにかけて、TPU素材を配置。
耐久性を向上させ、僅かですがフィット感をUPさせています。
多くのシューズに用いられる構造ですが、ナイキ KD 12は他のシューズより多めのTPUが配置されているように感じます。
それは、バスケットボールは他のスポーツ以上に負荷が掛かる激しいプレイの連続だからなのかもしれません。。。
■柔らかい室内向けのラバーアウトソール

ナイキ KD 12のアウトソールは、クリアなトランスルーセント(光を通す)と呼ばれるラバーアウトソールを採用しています。
使用している方の意見を聞く限り、柔らかく室内でのグリップ力が非常に高い印象を受けます。
しかし、外で使用した場合、プレイスタイルや環境にもよりますが、傷や削れなどが発生しやすいとのことでした。
そのため、外でメインに使用する場合は、NIKE BY YOUでXDRソールを選択し購入することをオススメします!
■その他の情報

・かかと内部にTPU素材のヒールクリップを配置

少し分かりにくいかもしれませんが、上画像の黒い部分はTPUのヒールクリップとなっています。
KDと書かれている部分ですね。
TPUはそこまで硬くないプラスチックのような素材です。
適度にかかとをホールドし、足がブレにくく安定感を提供します。
バスケットボールは、激しいプレイの連続なので必須な構造と言えます。
さいごに...

少しババっと書きすぎたかもしれませんが、少しでもナイキ KD 12の構造や搭載テクノロジーが伝われば嬉しいです。
構造やテクノロジーを知った上で使用することで、また違った印象となるかもしれません。
考えすぎてマイナス方面にいってしまったらすいません。。。
個人的な意見とはなりますが、ここまで多くの素材と構造のシューズは耐久性が低い印象があります。
現段階で、そのようなマイナス意見を直接聞いたことはないので問題ないと思いますが、ご意見があればお知らせ下さると幸いです!!
また、まずは使用してみないことには分からないと思うので、NIKE.comを活用し返品を踏まえた購入を検討してみて下さいね!
※NIKE.comで購入した場合、出荷日から30日以内であれば使用後でも返品可能
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